お知らせ

令和4年度大分県詩人協会のイベントについて、詩と絵画等とのコラボ展を来年の2月上旬開催予定です。8月21日、1023日に役員会を開き協議しています。決まり次第会員の皆様に連絡します。

大分県詩人協会のホームページ開設、

 林仙月さんが令和3年10月。

詩集を出版された方は、会長と事務局に、各1冊送付してください。会報で紹介します。

会員募集中

 大分県詩人協会では新入会員を募集しています。希望される方がおられましたら役員、または事務局まで連絡してください。入会金2千円です。

 

 大分県詩界の最近の活動状況

(2020.6~2022.6)

 

 2020年に九州詩人祭50周年を大分県が当番県で開催する予定だったが、残念ながら新型コロナ感染症蔓延のため、大分県内の会員のみで開催することとした。

 代わりに50周年記念誌を発刊しようということになり九州7県より84篇の詩が寄せられ、2021年3月に発刊の運びとなった。

同じ九州で詩を書く多くの方々のご厚意に深く謝意を表しておきたい。

 県詩協の総会をはじめ、多くの会合やイベントも開催できないなど制約ある中、県詩協会員各個の作品や活動は、むしろ充実していたと自賛している。県詩協としての課題は山積しているが、コロナ後を見据えた新しい可能性を模索していきたい。

 

1.県内の詩誌

大分県詩人協会会報(157号~162号)

 大分県詩人協会の会報。事務局長工藤和信が編集で、年に3回発行している。163号では大分県詩人協会賞作品賞に芳賀信幸、活動賞に幸幹男が受賞したことを記載している。

心象(大分市、223号~230号)

 年4回発行の同人誌。本年度の大分県詩人協会賞作品賞を受賞した芳賀信幸が230号から心象同人に加わり巻頭を飾っている。同人会代表の長谷目源太が社会時評を昇華させた酒精のような詩「ながらとばかりの」を発表している。

MON(国東市)(360号)

長く滝口武士が主宰していた同人誌「門」の後継詩誌。「門」から数えて、現在360号と永く輝かしい歴史を誇る。現在は大分県詩人協会副会長の野原美重子が主宰している。

FLYING(大分市63~69号)

 幸幹男の個人誌。不定発行だが、ことばと詩の会を主宰し連詩に挑戦している幸らしい、新しい実験的な作品で、毎号読む者を楽しませてくれる。

御貴洛

 県内在住の河野俊一(大分県詩人連盟)の個人誌。

 

2.県内の総合文芸誌

宇佐文学(65~70号)

 宇佐市を中心とした文学愛好者による総合文芸誌。2022年4月発行の70号では香下広子の詩2篇、矢城道子の詩1篇が掲載されている。

む(MU)(30~31号)

 森下圭、田口みどり、佐藤省象の3人で発行している不定期刊行総合誌。2022年3月発行の31号では田口みどりの詩3篇、主宰の佐藤省象の詩2篇が掲載されている。

邪馬台(YAMATAI

 中津市で発行されていた総合文芸誌だが、現在休刊中。早期の再発刊を祈念している。

 

3.県内詩人の県外詩誌での活動

座(京都市)65~72号

 伊藤阿二子(心象同人、県詩協会員)が同人として参加している。

Bragi(ブラギ) 小九州詩人会会報(行橋市)34号~37号

 池田美代子(県詩協幹事)が同人として参加している。

 

4.新しい動き

ことばと詩の会(幸幹男:県詩協幹事)

2か月に一度、勉強会を開催し、朗読や実験的な詩作を模索している。

大分連詩の会(幸幹男)

さが連詩の会に参加している幸幹男の呼びかけで10人のメンバーが連詩に挑戦している。近々その成果を冊子にする予定である。

ポエムアート(木村三恵)

 詩を中心に置いて、その名の通り総合芸術的な活動を続けており、詩をビジュアルに表現する現代詩展「月に飛ばす計画」を本年7月より開催予定である。今回は幸幹男(詩)、工藤和信(詩と絵)、木村永遠(詩)も参加している。

 文責 井手口良一